遊泳する言葉

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「シンジラレナーイ」

これはニュースです。けれども、4~5日遅れのニュースです。信じるとか、信じられないとか、そんな言葉に拘っているうちに、ニュースとしては鮮度を失ってしまったようです。たかが野球、されど野球。北海道が野球でこんなにフィーバーするとは、ぼくはシンジラレナーイ。とは冗談ですが。26日夜、札幌ドーム。日本シリーズ優勝の日本ハム・ヒルマン監督の「シンジラレナーイ」の日本語。不思議な実感がありました。「北海道の...

また、赤い実がなった

いつも通る池沿いの道の、土手の一角を赤く染めて、小さな赤い実が群がってなっている。きょねんの今ごろも、同じ木の、同じ赤い実のことをこのブログに書いた。そのときは名前を知らなかったのだが、ある人からピラカンサスだと教えられ、それからぼくは、この赤い実のなる木の名前を覚えた。たしか、炎と棘がこの木のキーワードだったと記憶している。ピラカンサスの赤い実は、熱く燃えて突き刺さってくるのです。ああ、あれから...

虫のようなもの

夏のあいだも、虫たちはずっと生きていたろうに、と思う。いつの間にかセミの喧騒がなくなってみると、急に活動を始めたように、虫たちの存在が明らかになってくるのです。バッタが草むらで跳ねる。カマキリが歩道を横切る。昼も夜もコオロギや鈴虫がさかんに鳴いている。まるで虫たちが、今になって一斉に生まれ出てきたようです。けれども、鳴き声もせず、目にも見えない虫もいます。淋しいなと思ったとき、こころのすき間に住み...

消える言葉、消えない言葉

ブログに文章や写真をアップするのは、さほど複雑な作業ではありません。感じたことや考えたことなど、キーボードを打ちながら言葉にしていけば、それなりの記事となってきれいなフォントで表示されます。手軽だし、文章で何かを表現したいという、一応の欲求は満たされます。けれども、そのままで永久に残るというものではありません。うっかりデリートキーを押しても消えてしまうし、電気的なトラブルでもあっけなく消滅します。...

美しい国は紅葉する

この日頃の、ぼくの行動はすこしばかり、あぶないおじさんに見られているかもしれません。このおじさんは毎朝、長い時間、公園のベンチに座って瞑目している。女性とすれ違うときは、女学生だろうがおばちゃんだろうが、磁力があるかぎりくるりと回って振り向いてしまう。すらりとしていたり崩れていたりのボディライン。でも、おヒップのフォルムは、それなりにみんな豊穣。やっぱり女性はビューティフル、と感心している様子。ひ...

オーパ!

このところ、紅葉した落葉を拾うことが習性になってしまったけれど、きょう、いつもと違う道を歩いていたら、珍しい大きな葉っぱを拾った。今までも通ったことのある道だけど、こんな葉っぱを付ける樹があったことには気づかなかった。どんなことでも、関心がなかったら素通りしてしまうものなんですね。持ち帰ってネットで調べてみると、ユリノキという木の葉っぱでした。街路樹としてはかなりポピュラーな木で、5月頃に咲く花が...

どんぐりと野良猫

どんぐりといっても、いろいろな種類があるようです。漢字で書けば団栗だが、栗に似ているが食べられないと辞書にはあります。形がおもしろいので、子どもの頃は、コマにしたり笛にしたりしてよく遊んだものです。どんぐりは、そんな懐かしさのある木の実です。写真のどんぐりは、たぶんシラカシの実だと思う。公園で枝を折っていたら、すぐそばにいた野良猫と目が合った。いつもは、ぼくのことを無視している野良のくせに、そんな...