遊泳する言葉

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革命チョコレート

あなたが好きだったゴディバのエキュソンビターそれとカバヤのチョコボールいつかあなたによく似たマヤ人のあなた銀紙をまるめて空に放った  (どこまでが、わたしの空なのかしら)あなたのポケットの中の黄色い木の実は不老長寿の薬それは神さまの食べものだったと教えてくれた  (神さまって、お空にいたのかしら)太陽の帝国だからねだけども国がほろんで黒い髪のひとたちも死んでしまったあとに何が残ったと思う?  (神...

道頓堀2013夏

大阪の夏は、暑い。だが関東や中部の内陸部では、もっと暑いところもあるようだ。最高気温が39℃を超えるとは、どれほどの暑さなのか想像もつかない。33℃くらいの大阪の暑さは、まだましなのかなと思わなければならない。それでも暑いことにはかわりなく、とにかく暑い。松竹座の七月大歌舞伎の招待券をもらったので、道頓堀まで出かける。歓楽街はどんなに暑くても人が溢れている。そこはいちだんと太陽に近いような気がする。...

ぼく生まれたい

ぼく生まれたいぼくの中の小さなぼくはやく生まれたいさがしてもどこにいるのかたずねてもだれも知らないきのうのぼくではないきょうのぼくでもないたぶんあしたのぼく風のように水のようにいっぱい生まれたいそのときぼくはぼくを捨てる*ことしも、朝顔の花が咲いた。6日に最初の一輪、7日に二輪、8日に四輪咲いた。そして今朝は七輪。朝顔は、大きく口を開いたようにして咲く。まるで言葉でも発しそうだ。一輪に一語ずつでも...

天の川

手をのばしたらやわらかい風の手にふれた指をひらいたらふるえる水の指にふれた甘くもなく酸っぱくもないつかみ取れないものはどれも宇宙にみのる未熟な果実のようだった風よりも重くて水よりも軽いあおい大気をおもいきり吸って憂いの空へ浮遊したい書いては消し書いては消す紙の希いは星の言葉になった雨だれのように星が降る夢の中まで明るかった手をのばし指をひらいて風と水とたわむれる星祭りのあとは背伸びして背泳ぎをして...