遊泳する言葉

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古いものも捨てがたい

このところパソコンの調子が良くなかった。気まぐれをおこしているとしか思えなかった。いきなり画面が消えてしまったり、起動ボタンを押しても、ファンの音ばかりして立ち上がらなかったりする。これまでも、このような仕打ちは幾度か受けているので、とにかく起動ボタンを押しつづけるしかない。するととつぜん、修復しますというような見慣れない言葉が出てきたりする。自力で回復しようとするところは偉いとおもうが、いったい...

また、うぐいすが鳴いている

あっというまに、花々が若葉にかわった。季節の足が速すぎるような気がする。ぼくも早足だが、それでも追いつけない。季節と駆けっこする考えはないけれど、なんとなく周りのいろんな動きに、置いてきぼりにされてる思いがしてしまう。季節の歩みが遅いと感じていた頃もあった。その頃は若かったのだろう。先走っていたり慌てていたりすることが多かった。速いということがなによりと、習慣づけられていたのかもしれない。せっかち...

しずこころなく花の散るらん

のどかな日和がつづいている。数日前の荒れた天気で散りいそいでいた桜の花も、このところ散りどまっている。ときたま、ひとひらふたひらと忘れ物のように、どこからか小さな花びらが降ってくる。花映えもなく散る音もしない。しずかに花の祭りも終わろうとしている。花祭りという言葉は美しい。この季節の4月8日は、釈迦の誕生を祝う祭りらしい。「この世は美しい、人の命は甘美なものだ」と言ったという釈迦の言葉が蘇ってくる...