遊泳する言葉

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終わりはなく始まりばかり

今年もあとわずかになりました。やり終えたことややり残したことなど、また、やり終えたと思っていてもやり残していたり、やり残していると思っていても勘違いだったり、要するに、よく分からないまま、また1年が終わろうとしているようです。だから1年を総括しようなどとも考えないし、この1年は再びだらだらと次の1年に続いていくことになるのでしょう。どこまでも終わりはなく始まりばかりのようです。とりあえず詩集の整理...

ライフ

1日がはやい1週間がはやい1か月がはやい1年がはやい神さま早回しはやめてくださいそれなのに3秒はおそい3分もおそい明日もおそい良い知らせはもっとおそい越冬する蝶の時計は夜中の0時で止まっている昨日でもなく明日でもなく思い出したり忘れたり花びらの夢を乱舞している詩集『新詩集2016』(pdfファイル)にほんブログ村...

かたちになるまで

やっと一段落した。これまでの10年間に書いてきた詩をすべて読みかえし、手を加えたり削除したりして、分類整理する作業がやっと終わった。あえて廃棄したものもあるし、まったくの別物になってしまったものもある。それで良くなったのか悪くなったのかは自分ではわからない。いずれにしてもひと区切りがついた感じがしている。誰かに読んでもらうためではなく、また期待して読んでくれる人もいないだろうけれど、次は詩集として...

夢の淵をあるく

  雲ながい腕をまっすぐに伸ばして陽ざしをさえぎりさらにずんずん伸ばして父は雲のはしっこをつまんでみせたお父さんいちどきりでしたあなたの背中でパンの匂いがする軟らかい雲にその時ぼくもたしかに触れたのです*  崖崖の下から海がひろがる寄せてくる波が岩に砕けている風に押し出されそうになって踏んばる足に力がはいるまだ奈落に逆らう力があるそれが生きる力であるかのように勘違いする余裕もあった崖は陸地と海を切...